なるように、なる

徒然なつぶやき、備忘録です。

Hunyuan3Dを使ってみた話

3Dモデルの生成が進化していて、なかでもオープンソースであるHunyuan3Dはローカル環境で生成できるということで、試してみました。

以下、環境構築メモ(2025/09/23)です。
Windows向けです。。

参考

Hunyuan3Dについて

Hunyuan 3Dは、中国Tencent社が開発・公開した完全オープンソースの3Dモデル生成AIであり、画像やテキストから高品質な3Dアセットを自動生成できるAIモデルです。
Hugging Faceでお試しでモデル生成ができます。

https://huggingface.co/spaces/tencent/Hunyuan3D-2.1

ローカル環境構築手順

こちらWindows向けポータブルパッケージを利用するのが簡単ということでした。
本家のブランチよりは若干古い(2025/09現在、2.5がリリースされている時点で2.1まで対応(2.1の次が2.5))ですが、継続的にアップデートされていました。

ダウンロード

リリースページからファイルをダウンロードします。
私が作業したときは001と002の二つのファイルに分割されていたのですが、両方ダウンロードが必要です。

CUDA12.9向けと12.6向けがあるのですが、readmeに記載のとおりGPUに依存するようなので、お手持ちのグラボを確認して対応するものをDLしてください。

解凍

ダウンロードしたファイルを同じフォルダに置いて、001.7zを解凍します。

例: C:\work\hunyuan
- Hunyuan3D2_WinPortable_cu129.7z.001
- Hunyuan3D2_WinPortable_cu129.7z.002

7-zipは分割されているファイルをまとめて解凍してくれるので、002.7zは自動で解凍されます。

解凍が完了すると以下のようなフォルダが出来るはずです。

C:\work\hunyuan
- Hunyuan3D2_WinPortable

CUDAのインストール / アップデート

readmeによると、12.9向けと書いてありますが、12.9以降であればどれでも大丈夫とのことです。

環境構築はこれだけでOK。

実行手順

RUN.batを実行すると、Hunyuan3DのLauncherが起動します。

Program Parametrタブを開き、起動オプションを選択します。
「Select Program」によってバージョンや質(それに伴うVRAMの量)を選ぶことができ、それ以降のパラメタは選択したProgramによって変わります。

ただ、だいたいは「Texture生成の利用有無」、「Text2Imageの利用有無」、「質と速度、VRAMの量」のような感じです。

まだ使い込んでいないのでどれがいいとかは分からないですが、私は以下の設定で使っています。

  • Select Program : Hunyuan 3D 2.0 | Comprehensive Features
  • Enable Texture Generation : Yes
  • Model Selection : Single-view Input
  • Use Turbo Model : Yes
  • Enable Text-to-3D : No
  • VRAM Optimization Level : 4-Low Memory, Low VRAM

この設定はlauncher_config.jsonに保存されるようです。

設定が完了したらSave&Startボタンを押下。

初回実行時はモデルやらなにやら色々とDLされるので結構時間がかかります。
自分の場合は1時間くらいかかった気がします。

問題が無ければ「Uvicorn running on http://0.0.0.0:8080」と表示されます。
ブラウザでアクセスすれば無事起動。

試した鮨のモデルで生成時間は1分弱。
(グラボ:3080note)

生成したモデルはglb,obj,stl,plyでExport可能で、以下のフォルダに出力されています。

Hunyuan3D2_WinPortable\Hunyuan3D-2\gradio_cache

おしまい。