新しいPCに移行する際に、嫌な予感がしたのでTidalCyclesの環境構築を1番最後にしました。
その予感は見事に的中し、入れたり消したり右往左往しながら音が鳴るまでに3日かかりました。
2022年9月版のインストール成功手順、残しておきます。
環境
- OS: windows11
- CPU: AMD Ryzen 9 5900HX
Editor: VSCode
TidalCycles: 1.8.1
- Haskell Platform: 8.6.5
- SuperCollider: 3.12.2
- SuperDirt: 1.7.2
手順
chocolateyからは正常にインストールできない。
潔く手動で個別にインストールする。
GitとVSCode
もともとインストールしていたのでメモありません。
よしなにインストールしてください。
SuperCollider
以下から最新版のインストーラをダウンロードしてたたく。
https://supercollider.github.io/downloads
SC3プラグイン
以下から最新版をダウンロードする。
https://supercollider.github.io/sc3-plugins/
SuperColliderのエディタで以下をたたき、表示されたディレクトリに展開する。
Platform.userExtensionDir
SuperDirt
SuperColliderのエディタで以下をたたく。
Quarks.checkForUpdates(); Quarks.install("SuperDirt", "v1.7.2")
このバージョン、TidalCyclesによって下限が決まっているらしいです。
古いインストール記事を参考にするとハマります。
どのバージョン以上ならよいかは、TidalCyclesを動かした際にコンソールに表示されます。
tidal> Waiting for SuperDirt (v.1.7.2 or higher)..
Haskell platform, TidalCycles
以下から最新版(といっても2019年だけど)をダウンロードし、setup.exeをたたく。
https://downloads.haskell.org/~platform/
続いてコンソールを立ち上げて、以下のコマンドを実行する。
cabal update
つづいて、コンフィグを修正する必要がある。
https://forum.toplap.org/t/trouble-launching-tidal-in-atom/678/3
以下のコマンドでコンフィグファイルのパスを取得する。
cabal user-config init
以下みたいなパスでした。
C:\Users\user_name\AppData\Roaming\cabal\config
このファイルの末尾に以下を追加する。
ファイルパスにバージョンを含んでいるので、違う場合は変更する。
extra-prog-path: C:\Program Files\Haskell Platform\8.6.5\msys\usr\bin extra-lib-dirs: C:\Program Files\Haskell Platform\8.6.5\mingw\lib extra-include-dirs: C:\Program Files\Haskell Platform\8.6.5\mingw\include
ようやくTidalCyclesのインストール。
cabal install tidal
VSCodeにghciのパスを追加
Tidalcycles: Ghci Path に以下を設定する。
C:\Program Files\Haskell Platform\8.6.5\bin\ghci.exe
これでぼくは音が鳴りました。
めでたしめでたし