iPhoneにLiDARが載るということで、PointCloud(以下、点群)の勉強をはじめたら、点群のファイルフォーマットが沢山出てきてパニックになったので整理した、という話。
一覧
AutoDeskの「お役立ち記事」に一覧がまとめてあります。
すごく役立ちました!
この一覧を見て分かる通り、点群は製造業・建築・3Dなど多くの業界で使われており、それぞれでハードやソフトが流通している。 これが色々な点群のファイルフォーマットが多岐に渡る理由(原因)。
TouchDesignerで扱えるファイルフォーマット(ドキュメントより)
.obj .ply .exr .xyz .pts .csv .txt .fits/.fit(astronomy format)
ファイルフォーマットの概要
TouchDesignerで扱えるファイルフォーマット+αのメモです。
obj
Wavefront OBJフォーマット。
多くの3Dソフトが対応している。ply
スタンフォード大学によって開発されたポリゴンファイルフォーマット。
ASCIIとバイナリの2種類がある。exr
ILMによって開発された画像フォーマット。
様々なチャンネルをひとつのファイルに格納できる、らしいので、位置情報もいれられる?txt,csv,xyz
空白やカンマなどで区切られたasciiファイル。
1行目がデータ名があるときは、これがPointFileInで入力した時に選択できるデータ名になる。
データ名が無いときはfield0, field1,,というふうになる。pts
Leica PTSファイル。これもascii。
Leicaの定義したファイルフォーマット。
カメラだけでなく、測量機器を扱うLeicaGeoSystemsという事業があることを今回初めて知った。fits
Flexible Image Transport System。
画像データを保存・送信・処理するために使われる。FITSは天文学の分野で最も使われている。(from wiki)e57
LIDAR Point Cloud Data File。
国際標準機関であるASTMによって規定されている。las
レーザー測量によるLiDARデータの標準フォーマット。バイナリファイル。pcd
PointCloudData。PointCloudLibrary独自の点群ファイルフォーマット。
おしまい。